
就職した保育園がモンテッソーリ教育を取り入れていた。
ひとりで出来る様に手伝ってください。
これだけを考えて0歳児クラスから、発達の分析をしながら、ひとりひとりを観察し教具を提供していく。
私はモンテッソーリ教育に心酔して夢中になった。
いろいろあって園を辞めることになった時も、いつか自分の子どもはモンテッソーリで育てていきたいと考えた。
長女を授かり、授乳から子育てが始まった。
モンテッソーリ教育の考えに基づいて、初めて目に触れるおもちゃも用意した。
黒白のモビール!娘は本当によく見たし、発達曲線から見れば、ゆっくりではあったが少しずつ少しずつ成長した。娘が歩き出したのは、1歳8ヶ月!遅いけれど、私は全く心配していなかった。
健やかに育っているように私には見えたから。
トイトレも完璧!なんの苦労もなかった。
しかし、モンテッソーリの幼稚園のプレ教室に通ったあたりから、なにかがうまく行かない。
卒園の時期には、
普通級は難しいとも言われた。
何が起きたのだろう。そんな気持ちだった。
でも、例えば娘に何等かの特性があったとして、
マリア・モンテッソーリは、障害を持った子どもたちのためにこの教育法をあみだしたのではなかったのか?
なぜ、先生にこんな事を言われなければならないのだろうか。
私は、自分が信じられなくなったし、自己肯定感が坂道をゆっくりと降りていくように無くなってしまった。


コメント