
長女の幼稚園時代、ことあるごとに娘についていろいろと先生に注意を受けた。
モンテッソーリはお仕事の時間が主な保育の時間だった。
やりたいお仕事をすれば良いのだが。
一人ひとりの発達に合わせて経験したいお仕事があって、自らそれに向かえない時は先生がやってほしいお仕事を誘ったり、やりたくなるように働きかけをする。
娘は、ことごとく興味を示さなかった。
いわゆるぶきっちょ、手先の器用さはなかったので、お仕事はやりたいと思わなかったのだと思う。感覚の教材を繰り返しやる姿は見られたが…。
ぼーっとしている事が多かった。
家でも変わらなった。でも、絵本はよく読んでいた。私もたくさん読んであげたが、割と早い段階で読むのは、ひとりでで出来るようになった。
何が原因だったかは覚えていないが、年中の終わり頃に園長に呼び出された事があった。
親子面談だ。父親の出席を求められた。
娘、父親、私、園長、での面談が始まった。
園長は、元夫の事をすごく褒めた。
正直私は???だったが。
どこでこんなに良い人と知り合ったのか。夫に感謝しなけらばならない。
私は、夫に尊敬の念を抱かねばならない。
しかし、私のことは、「高い鼻をへし折らなければいけない」「子育てが出来ていない」
厳しいことを言われた。
娘のことも、このままでは心配だと、出来ないことを挙げ連ねた。
私はたくさん泣いて落ち込んだ。
そして帰りに、なぜか、夫の好物を食べて帰った。今日起きたことを全く理解していないようだ。
この日の事を、長女が18歳になる今も、たまに思い出す。
なぜ、夫は、あそこまで妻や娘が言われているのに、ニコニコとしていられたのだろうか?
同じ様に面談をした同級生のパパは、めちゃくちゃ怒って、園長に「うちの娘は良い子です!何の問題も無いので、放っておいて下さい」「こんな幼稚園辞めるぞ」
と言って、早々と席を立ったそうだ。
私はそのパパを心から格好良いと思った。
自分のことは責め続けてしまった。
その後もいろんな場面で子育てに悩み、たくさん話はしたが、夫は興味を示さなかった。
そういう人なんだと思う。
愛情がないわけでは無いが、親身になれないのだ。
だから一緒に居ることを辞めた。
元夫にしたんだ。
ただ、娘たちにとっては、パパはひとり。
約束を破り、次女の内部進学を諦めなくてはならなくなってしまった事。
娘も私も!乗り越えなくてはいけない。


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