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本当のことに目を瞑りたい。

アルツハイマー型認知症の母は、短期的記憶が難しい。

大袈裟とかではなく、1分前に言ったことも忘れてしまう。

私は、同じ話でも質問でも、何回だって聞こうと思う。それは、一日中一緒にいるわけではないからイライラもしないのかもしれない。

しかし、一緒に暮らしている父はそう簡単な事ではない。母にキツく当たられることもある中で、ひとつの事を何回も説明したり、母がやったことでも父がやったことになって、「どうして◯◯したの?」と母に責められ、やっていないのになぜ?と父が思って怒るのは当然のことかもしれない。

今日は、コープデリの配食サービスの日ではなかったが、母が勘違いをして配達されるためのボックスを外に出していた。

「今日はお弁当来る日なの?」母が言う。

「今日は来ないよ」と父。

「じゃあなんで箱出したのよ!」と怒る母。

「お母さんが出したんだよ。」と父。

正論は通るわけもなく、父のひとことで家の中の空気が変わった。母が不機嫌になり、スマホをソファに投げたり、家の中を大きな音を立てながらウロウロする。その姿を見て父は頭を抱えた。

「本当のことを言っても信じてもらえない」父はどうしようもないと大きなため息をついた。

そっか。そうなるか。でも、信じる信じないではなくただ「忘れてしまう」のが母の症状なのだ。母は、可愛く忘れちゃったと言えれば良いが、逆ギレというか、怒りに変えてしまう。そうなったらなかなか難しい。2階でふて寝している母の気持ちが切り替わるまで、娘の話や仕事での出来事を話し続ける。

気持ちが変れば、「お腹が空いたわ」と父の居るリビングへ戻り、何事もなかったかの様に夕飯を食べ始める、父とも普通に話をして、怒っていたことも忘れてしまうかのようだ。

私に出来ることがあるのだろうか。出来ることは顔を出すことぐらい。そうすると、行かなかった日は罪悪感に苛まれる。なるべく行こうとして、自分の生活とのバランスを取れずに子どもたちの前で元気でいられなくなり、自爆してしまうのだ。

自爆しない生活をできる様にしたいと思う。

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