ワンコ達の散歩コースに大王松の木があった。
その木は、とっても大きな松ぼっくりをつける。
松ぼっくりを拾ってきれいに洗って集めることに母ははまっていた。
私と次女もその大きな松ぼっくりを気に入り集めた。
松ぼっくりが実家に大量に集まっていた。
素敵!!と私たちは思っていたが…。
父は、そこら中にある大きな松ぼっくりにちょっとだけイライラしていた。
「そんなに一杯どうするの?」
軽く言った父の一言が、母の地雷を踏むことになった。
顔色が変わり、怒りモードになった母に即座に気付き、犬たちは怯えだす。
1匹は、足音を消して2階へ。もう1匹は、部屋のスミに行き震えている。
実家の至る所にある松ぼっくりが、家の庭の奥にある竹藪へどんどん投げられて行く。
「お母さん、捨てるならちょうだい」なだめるつもりで言ったが、逆効果。
大きな松ぼっくりは、高く舞い上がり庭の奥へ消えていった。
そんな大王松は、この出来事から程なくして切られてしまった。
また集めよう。と思っていたのに残念だ。
母は、自分が投げた事も忘れてしまい、
あれだけあった松ぼっくりはどこに行ったのだろう。と気にしている。
私が持っていったのではないか?
と疑っている(笑)



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