
週5位、実家に通っている。母のご機嫌伺いだ。
今日は、週3コープデリの配食サービスの無い日に当たる。弟がお弁当を買って顔を出してくれる日は良いが、そうではない日は実家の空気が危ない。
リビングに行くと、母が居ない。機嫌が悪いということだ。寝室に行って母とおしゃべりをすることも効果的だが、”食事の支度”が地雷なら、今日は母とのおしゃべりは程々に、私はキッチンに向かった。キッチンには、料理をする気配は無かったので冷蔵庫を探り夕飯の支度を始めた。
あるものをチンして簡単に用意していたら、母が来た。機嫌は治っていて私がちょこちょこ話すと興味を持って聞いてくれた。しょうど父がお風呂から上がって夕飯の支度を見て、「なんで!」と怒った。「肉を解凍してあったのに」と父。しかし、キッチンに肉は無かった。
母が、解凍した肉をまた冷凍してしまった様だった。
私が想像するに、どんなやり取りがあったかは謎だが、夕飯に食べようと思って材料を解凍したが、いざ夕方になってみると、作ることが辛くなって寝室にこもっていた様子。そこに私が顔を出したのだろう。実際、私が寝室に行くと布団をかぶって機嫌はあまり良く無かった。
風呂上がりの父は、明らかにイライラして乱暴に冷凍庫を漁り、母が入れてしまったであろう肉を見つけ出し、それを冷凍庫に投げ入れた。
「そんなに怒らなくても」と呟いてしまったが、私が知っている両親の時間は一日の中でほんのわずかだ。二人きりの時間にいろんなことがあるのだろう。家の中のこと全てを担っている父を責める事は出来ない。
そんなイライラしている父に、きっと秋ごろまでの母だったなら、攻撃的になり血を見ることになっただろう。今日は、怒っている父と理不尽に文句を言われている私に、少し気を使いシュンとなった母。
私が黙って再冷凍された肉をレンジで解凍して、料理を始めた。解凍に少し時間を要したのでまた私が喋り出す。父は母が和かになったと同時にイライラが消えた。
二人分、テーブルに用意して、「食べよう」と、二人に声をかける。
今日は私の大好きな別冊マーガレットの発売日だった(笑)実家をバタバタと出てしまったので、うっかり買い忘れるという大失態。明日買えば良いのだけど…。
母は、73歳。アルツハイマー型認知症。本当にお付き合いは難しい。
肉を解凍して料理をしようとは思うのだろうが、出来ない。もう料理は厳しいんじゃないかと思う。父は、料理をさせることが進行を緩やかにさせると思っているのかもしれないが、無理に嫌なことをさせるよりも、今までしたことのないような作業だったり、レクをする事のほう良いのではないかと思っている。
だって母は散々、家事をしてきて、それは決してすごく好きな事ではなくて、家族のためにどんなに大変な時も手を抜かずにやってきた事だから。
きっともうしたくない。
母のために、父のために、私ができることはなんだろう。


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