認知症の親にGPSを持たせた話——ミマモルメで外出中の不安が少し減った

認知症の母は、今も一人で外に出ることがある。

近所のスーパー、いつもの散歩コース——今のところはちゃんと帰ってくる。でも、帰りが遅くなることが増えてきた。「今日は大丈夫かな」と思いながら待つ時間が、少しずつ長くなっている。

「迷子」と呼ぶのが正しいのかもわからない。本人は目的を持って出かけているつもりで、実際にまだ一人で帰ってこられる日も多い。ただ、帰りが遅くなることが増えてきた。知っているはずの道なのに、少し時間がかかるようになった。

「帰ってこなかったら」という不安

一度だけ、父から「お母さんがいない」という電話がかかってきたことがある。夕方だった。

いつの間にか玄関から出て行っていたらしい。父が気づいたのは1時間後。近所を探しても見つからず、私に連絡が来た。

幸い、その日は近くのコンビニのスタッフさんが気づいてくれて、無事に戻ってこられた。でもあの日から、「いつかもっと遠くまで行ってしまうかもしれない」という不安は、頭の片隅に残っている。

GPSを持たせようと決めた理由

介護の知人から「GPSを持たせるだけで、外出中の安心感が全然違う」と聞いたのがきっかけだった。何かあってからでは遅い——そう思って調べ始めた。

正直、最初は半信半疑だった。スマートフォンを使えない母が、GPS端末を持ち歩いてくれるだろうか。バッグに入れても取り出して置いてきてしまうのでは、と思っていた。

でも「見守られている」という感覚が、介護する側の精神的な余裕につながる——それは実際に使い始めてから実感した。

ミマモルメを選んだ理由

GPS端末はいくつか種類を調べた。月額料金、電池の持ち、サイズ、防水かどうか——認知症の介護で使うなら、シンプルで壊れにくいものが必要だと思った。

ミマモルメを選んだのは、以下の点が決め手だった。

  • 小さくて軽い——バッグや上着のポケットに自然に入る
  • 電池が長持ち——毎日充電しなくていい(充電を忘れがちな父でも使いやすい)
  • 月額が安定している——契約がシンプルで追加料金が読みやすい
  • アプリが使いやすい——スマートフォンで現在地を確認できる

実際に使ってみて

母は最初、GPSをバッグに入れることを嫌がった。「なんで持たなきゃいけないの」という感じ。でも「お守りだよ」と言ったら素直に受け入れてくれた。

スマートフォンのアプリで現在地が確認できる。外出中、父がアプリを見て「今〇〇にいる」とわかるだけで、ずいぶん気持ちが楽になったと話していた。

私も遠方から確認できるのが助かっている。電話しなくても、今どこにいるかがわかる。それだけで、日常の心配が少し軽くなった。

GPSがあっても、できないこと

ただし、GPSは「位置がわかる」だけで、「連れ帰る」ことはできない。

見つけても、本人が帰るのを嫌がることもある。疲れて動けなくなっていることもある。GPSで場所を特定した後に誰かが迎えに行く必要があって、それが一人では難しい場合も多い。

そういう「いざというとき」に頼れるサポートも、並行して考えておく必要があると感じている。

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ミマモルメはこんな人に向いている

使ってみて感じた「向いている人」のまとめ。

  • 親が一人で外出することがある
  • 一人での外出が少し心配になってきた
  • 離れて暮らしていて、常に状況が見えない
  • 介護している家族が複数いて、情報を共有したい

逆に、GPS端末を絶対に持ち歩かない・外出しない親には効果が薄い。まず「持ってもらえるか」を試してみるのが一番だと思う。

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