「ボケたら許さないから!」と言われた日から
「ママ、ボケたら許さないから!」——娘にそう言われた日のことは、前に書きました。
あれから私は、少しずつ「自分の番」の準備を始めています。認知症の母を毎日見ているから、これが他人事じゃないことは、誰よりも知っているつもりです。
といっても、特別なことは何もしていません。今日は、私が実際にやっていることを、そのまま書いてみます。
胡桃とブルーベリーを、一掴み
特別なサプリは飲んでいません。代わりに続けているのが、胡桃とブルーベリー。量は難しく考えず、一掴みです。
ナッツやベリー類は、脳に良いと言われている食べ物です。本当に効くのかは、正直わかりません。でも「食べて損はないもの」を毎日の中に置いておくのは、お守りに似ています。一掴みなら、続きます。
よもぎ茶で、水分嫌いを克服した
じつは私、水分をとるのがずっと苦手でした。正確に言うと——トイレに何度も行くのが嫌で、飲むのを控えていたんです。飲むのは朝晩の紅茶と、昼食のときくらい。同じ理由で水分を控えている人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
それが、よもぎ茶に出会って変わりました。おいしくて、気づけばたくさん飲んでいる。トイレにもたくさん行くようになりました。以前の私からしたら大進歩です。
水分不足は、高齢者では混乱やせん妄のもとになると言われています。母を見ていても、水分がとれているかどうかは調子に関わっている気がする。だから「トイレに行きたくなるくらい飲める、好きな飲み物を見つける」——私の場合はそれがよもぎ茶でした。
好きなことを、諦めない
手芸は、いま中断しています。それでも、読書と映画は手放していません。この夏は娘たちと映画館にも行きました。
母の「したいことがいつまでできるのだろう」という姿を見て思うのは、予防でいちばん大事なのは「特別なことをする」ことよりも、「好きなことを諦めない」ことなんじゃないか、ということです。
50代で、PCを触れるようになった
そして、新しいこと。私は50代で、PCを触れるようになりました。このブログがまさにそれです。
苦手だった機械に向き合って、記事を書いて、いまはAIに手伝ってもらいながら運営しています。新しいことを覚えるのは、正直、時間がかかります。でも「新しいことに挑戦する」こと自体が脳の刺激になると言われているし、何より——できるようになると、嬉しい。この歳からでも、ちゃんとできるようになるんです。
辛い時は、辛いと思う
最後に、体じゃなくて心の話。私が決めているのは、辛い時は「辛い」と思うこと。感情に蓋をしないこと。そして、努力はするけれど、嫌だと思うことを無理してまでやらないことです。
介護をしていると、我慢が当たり前になっていきます。でも、ためこんだストレスは体にも脳にも良くないと言われています。だから私は、泣きたい日は泣くし、無理な日は「無理」と言う。このブログも、私にとっては「蓋をしない」ための場所のひとつです。
予防は「義務」じゃなくて
認知症の前段階(MCI)からなら、生活の工夫で改善する可能性もあると言われています。最近はテレビCMでも見かけるようになりました(数字の話はこちらの記事にまとめています)。
私の予防は、「ボケないための義務」ではありません。したいことを、できるだけ長く続けるための準備。そして「ボケたら許さないから!」と言った娘に、「お母さん、努力はしてるよ」と言える自分でいるための、小さな積み重ねです。
胡桃を一掴み。よもぎ茶をごくごく。泣きたい日は泣く。それくらいなら、明日も続けられそうです。

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