父のこと

介護の知識

免許を返納したあとに来たもの——「ご褒美ちょうだい」と言った母と、父が運転する車

認知症の母が自分で免許を返納して二年。返納したあとに来たのは「ご褒美ちょうだい」という言葉と、父がすべての移動を引き受ける日々だった。車を処分できない家の鍵の管理、いつのまにか消えた自転車、そして今、母が言う「怖い」まで。
介護の知識

認知症の母が、自分で運転免許を返納した日——「迷惑をかけるよ」では動かなかった

認知症の母は2024年、自分で運転免許を返納しました。動いたのは「迷惑をかけるよ」ではありません。相手の身になるのが難しくなるのは社会的認知の障害という症状。だからうちは「真面目に生きてきたのに、何かあったら悔しいじゃん」と伝えました。半年かけて母が自分で決めるまでと、返納後も続いたことを書きます。
介護の知識

認知症の母が「ごはん食べてない」と言う——食べた記憶だけが、抜け落ちていく

食事をしたのに「食べてない」と言う母。嘘でも忘れたふりでもなく、母の中では本当に食べていません。体験そのものが抜けて空腹の感覚だけが残る仕組みを、政府広報や国立長寿医療研究センターの資料もあわせて。うちで効いた返し方と、菓子パンを止めないと決めた理由まで書きました。
介護の知識

配食サービスを入れて変わったこと——おかずだけ頼む、うちのやり方

認知症の母と高齢の父の食事に、配食サービス(おかずのみ・週3回)を入れました。理由は栄養でも手間でもなく、母の機嫌。「ご飯を作らなきゃ」が怒りの引き金になっていたからです。温め方、休配日、玄関で顔を合わせる安心まで、うちの実際を書きます。
介護の知識

認知症の始まりは、父が食器を洗いはじめた頃だった

父が夕飯の食器を洗いはじめたのは、介護のためではなかった。母が家事を分担したいのだと思って引き受けたのだ。怒りっぽさ、おかずが一品になったこと、指摘されてキレたこと。認知症の始まりに、家族が気づけなかった日々のこと。
介護の知識

認知症の母が干した洗濯物は、ぐちゃぐちゃだった——それでも直さないと決めた理由

認知症の母が干した洗濯物は、ハンガーが90度ひっくり返っていた。でもそれは、母がやろうとした証拠でもある。手順が組み立てられなくなる「失行」という変化と、本人の前では直さないと決めた理由、そして一切家事をしなかった父の変化について。
介護の知識

医者に渡す「一枚」を作った——認知症の母の受診前、1週間メモを続けてわかったこと

認知症の親の様子を医者に伝える「一枚のメモ」の作り方を実物例つきで紹介。書くのは3つだけ——きっかけ・何をしたか・どう収まったか。1週間書き続けたら、思いがけないパターンも見えてきた話。
介護の知識

認知症の親のこと、医者に本音を伝えられない——「本人が隣にいると言えない」を越える方法

認知症の親の様子を医者やケアマネに伝えられない——「本人が隣にいると言えない」悩みの解決法を経験者が解説。本人抜きの受診・様子メモの書き方・デイの日の面談依頼など、今日から使える方法をまとめました。
母のこと

介護がつらい、もう限界かも——そばで支えるあなたへ

母を介護しているのは、父です。毎日そばで世話をして、優しくしたいはずなのに、ときどき強い言葉が出てしまう。そんな父の姿を見ていると、胸がぎゅっと痛みます。私自身が介護の主役なわけではありません。「私がしんどいなんて、烏滑がましい」と思う日も...
母のこと

1000円のアイス代

昨日は、母がデイサービスの日だった。一昨日、父の財布を探しているときに見つけた母の通帳の束。おそらく再発行した古いもので、もう使っていないものだと思う。でも、また母の目に触れたら混乱するかもしれないと思って、預かっておいた。その通帳を父に渡...