「高齢の親のテレビの音が大きすぎる」「認知症の親が補聴器を嫌がる」——そう検索してたどり着いた方へ。この記事では、なぜ音量が上がるのか、家庭でできる対策、そしてテレビ用スピーカー「ミライスピーカー」を実際に試した正直な口コミまで、介護中の経験者がまとめます。
実家に帰るたびに、テレビの音がものすごく大きい。
母が難聴になったのは、認知症の診断よりも前のことだ。補聴器を勧めても「うるさい、合わない」とすぐ外してしまう。だからテレビの音量がどんどん上がっていった。
父も「これくらいじゃないと聞こえないみたいで……」と困り顔で言う。近所迷惑にならないか心配になるくらいの音量だった。
なぜ高齢者・認知症の親はテレビの音が大きくなるのか
理由は主に3つあります。
ひとつは加齢性の難聴。年齢とともに高い音から聞こえにくくなり、特に「言葉(セリフ)」が聞き取りづらくなります。音楽や効果音は聞こえるのにセリフだけ聞こえない——だから音量をどんどん上げてしまうのです。
ふたつめは認知症による「聞こえているのに分からない」状態。耳の機能だけでなく、聞いた音を言葉として処理する力も落ちるため、音量を上げても理解が追いつかず、さらに上げてしまうことがあります。
みっつめは本人に自覚がないこと。「うるさい」と感じているのは周りだけで、本人にとっては「ちょうどいい」。だから「下げて」と言っても通じにくいのです。
つまりこれは、わがままでも意地でもなく、体の変化から起きている自然なこと。そう捉えると対応の仕方が変わってきます。
よくあるパターン(あなたの家でも?)
- テレビの音量が近所迷惑になりそうなほど大きい
- 「セリフが聞こえない」と言うのに、音量を上げても聞き取れていない
- 補聴器を勧めても「うるさい」「合わない」とすぐ外す
- 家族が一緒にテレビを見るのがつらい・頭が痛くなる
- 「音を下げて」と頼むとケンカになる
家庭でできる「テレビ音量対策」5つ
いきなり高い買い物をする前に、まず試せることから整理します。
- テレビの音質設定を変える——多くのテレビには「人の声を聞き取りやすくするモード(クリア音声・はっきり声 など)」があります。まずこれを試すと、音量を上げずにセリフが聞き取りやすくなることがあります。無料でできるので最初に。
- 字幕(日本語字幕)をオンにする——音と文字の両方で内容が入るので、音量を上げずに番組を楽しめます。リモコンの「字幕」ボタンでオンにできます。
- 手元スピーカー(お手元テレビスピーカー)を使う——本人の手元に小型スピーカーを置く方法。本人だけ音を大きく、家族側は普通の音量に、と調整できます。
- 補聴器を検討する——根本的には有効ですが、認知症の親は嫌がって使えないことが多いのが難点です(次の章でくわしく)。
- 難聴の人向けに作られたテレビ用スピーカーを使う——「音量を上げる」のではなく「聞き取りやすい音に変える」アプローチ。代表的なのが後述のミライスピーカーです。
ポイントは、「音量を上げる」発想から「聞き取りやすくする」発想へ切り替えること。これが一番のコツです。
補聴器を嫌がる認知症の親
認知症の親が補聴器を使えないのは、珍しいことではないらしい。
補聴器は「耳の中に何かが入っている」という違和感が強く、認知症の人には特に受け入れにくい。「変な音がする」「頭がおかしくなりそう」と感じる人もいると、ケアマネから聞いた。
補聴器なしでも聞こえるように——そう考えてたどり着いたのが、ミライスピーカーだった。
ミライスピーカーとは
ミライスピーカーは、テレビに接続して使うスピーカーだ。
特徴は「曲面サウンド」という独自技術。音が広がりやすい形状で、難聴の人でも聞き取りやすい音を届けることを目的に作られている。補聴器のように耳に装着する必要がなく、テレビ横に置くだけで使える。
テレビの音量を上げなくても聞こえやすくなる——というのが最大のポイントだ。
実際に使ってみた感想
父が操作に慣れるまで少し時間がかかったが、接続自体はシンプルだった。テレビのイヤホン端子またはAUDIO端子につなぐだけ。
使い始めてしばらくして、父から「音量を少し下げられるようになった」と連絡が来た。母も「聞こえる」と言っているとのこと。完全に解決したわけではないが、以前よりは確実にましになった。
何より、父のストレスが少し減ったのが大きかった。「音がうるさくて頭が痛い」と言っていた父が、一緒にテレビを見られるようになったから。
気になる点・向いている人
デメリットも正直に書いておく。
- 価格が高め——数万円の投資になる
- すべての難聴に効果があるわけではない——聞こえ方の種類によって合わない場合もある
- テレビとの接続端子の確認が必要——古いテレビには合わない場合もある
向いているのは「補聴器を嫌がるが、テレビは見たい」という状況。認知症があっても使い方を覚える必要がなく、置いてあるだけでいいのが一番のメリットだと思う。
よくある質問(テレビの音量とミライスピーカー)
Q. ミライスピーカーは認知症の親でも使えますか?
A. 本人が操作する必要はなく、テレビ横に置いておくだけなので、認知症があっても使い続けやすいです。設定は家族が一度行えばOKです。
Q. 補聴器とどちらがいいですか?
A. 外出時の会話も含めて改善したいなら補聴器、「テレビの音だけ」が課題で補聴器を嫌がるならテレビ用スピーカーが向いています。目的で選び分けるのがコツです。
Q. 効果がなかったら返品できますか?
A. 公式サイトに試用・返品の条件が記載されています。高価な買い物なので、購入前に必ず最新の条件を確認してください。
Q. まず安く試す方法はありますか?
A. 上位機種のほかに小型の「ミニ」モデルもあります。テレビの音質設定や字幕など無料でできる対策と並行して検討すると失敗が少ないです。
📌 ミライスピーカー公式サイトで詳しく見る
認知症の方の「聴こえにくさ」を解決するスピーカー。テレビの音を大きくしすぎる問題が気になる方は、まず公式サイトで確認してみてください。
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