2025年9月28日
母は、ちょっと前までは、家事を何でもこなし料理もチャキチャキと作っていた。
「面倒くさい」と言うようになった母
いつからだろう。面倒くさい作りたくない。と私にもこぼすようになった。
私は、今までずっとやってきたのだら、嫌なことはやる必要ない。
外注出来るものはすればいいよ。と言って来た。
幸い2人には、その力があるから、母がしんどいのに頑張ることはない。
両親は経済的なこともしっかりしていて、恐らく準富裕層だと思う。
子どもとしては、本当にありがたい事で、尊敬している。
果たして私はそのようになれるのか?…ならなくてはならない!
それでも、チャーハンを届けた日
今日は用事があったため、娘たちの昼ご飯にチャーハンを作った。
ちょっと多めの作ったので、実家にもお裾分けした。

今日みたいな事は、たまにしている。でも、基本あまり喜ばれない。
それは母の優しさだと思う。喜べば、また私が頑張ってしまうから。
深層心理でそう思ってるんだと思う。
そうは言っても、反応がないと、食べたのかな?とか、
いろいろ思って、実家に毎日顔を出している長女に食べていたかを探ってもらったり、
実家に行った時にこっそり冷蔵庫を確認してしまう。
しかし、今日は「ありがとう」の電話をくれた。美味しかったと。
とても嬉しい。母が機嫌が良いと気持ちが軽くなる。
なんてことはないケチャップチャーハン。
また持っていこう。でも、無理はしない。出来る時にだけ。
あれは「実行機能障害」だったのかもしれない
母の料理のことを、調べてみた。
母は惣菜部で長年パートをしていた、揚げ物のプロだ。今でもトンカツを作ろうとすることがある。でも、衣をつけて、そこで終わってしまう。揚げない。冷凍庫に、衣をつけただけのトンカツがたくさん並んでいた時期があった。魚を煮る、肉を焼く、はなんとかできる。でも「なんとか」で、焦げていたり、鍋に入れたまま放置されていたり、洗い物はそのままだったりする。
調べてわかったのは、「実行機能障害」という認知症の中核症状だった。料理というのは、献立を決めて、段取りを組んで、複数の作業を同時に進めて、最後まで仕上げる——という、いくつもの工程を繋げる脳の力でできているらしい。認知症でその力が落ちると、手順を繋げられなくなる。
だから、揚げ物のプロだった母の手が衰えたわけじゃなかった。「衣をつける→油を熱する→揚げる→片付ける」という段取りを、最後まで繋げられなくなっていた。専門家の説明には「購入した惣菜が増える」「焦げ付かせる」「洗い物をしても洗剤を使わない」とあって、うちと同じすぎて、言葉が出なかった。
思えば、診断のずっと前から、母は手の込んだ料理をしなくなっていた。あのとき私は「面倒なだけかな」と思っていた。でも、あれはもう、始まっていたのかもしれない。
チャーハンを、母はもう何年も作っていない。今もう一度作れるかは、正直わからない。でも、たぶんもう、作らないと思う。
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