母のこと

介護の知識

母がいない——GPSを見て探しに出た30分と、帰ったら聞こえた笑い声

実家に行くと、母がいない。機嫌を悪くして一人で出ていった母を、GPSを見ながら探した30分。服は裏返しなのに、なぜ帰り道はわかるのか——調べてわかった、この病気の進み方のこと。
介護の知識

認知症は、症状が出る何十年も前から始まっている——母を見て、自分の脳が心配になった日

「ボケないでよ。ボケない努力をしてほしい」娘にそう言われた。半分冗談、半分本気の顔で。母がアルツハイマー型認知症だ。だから娘は知っている。認知症がどういうものか、家族がどれだけ消耗するか。その上で、私に言った。ママはボケないで、と。笑いなが...
母のこと

「掃除をしなくていい」という選択——ルンバi3を使って変わった、介護しながらの日常

介護と子育てでフルタイム。掃除の時間が惜しくてルンバi3を買い、丸5年。調子が悪くなったらバッテリー交換で復活すること、玄関の段差で止まる困りごと、犬がいたころの話まで、正直に書きました。
母のこと

在宅介護がしんどい、もう限界——家族が倒れる前に知っておきたいこと

在宅介護がしんどい、もう限界かもしれない——母を介護する父を見て思うこと。家族が倒れる前にできること、ひとりで抱えないための方法を、経験から正直に書きました。
母のこと

「財布はどこ?」で荒れた夕方、帰り際に母が差し出した1000円——認知症の母と、泣いた日

デイサービスから帰るなり始まった財布探し。引き出しをひっくり返す母、「あんたなんでいるの?」の一言、帰りたいのに帰れない夕方。玄関を出たとき、母が「アイス代」と1000円を差し出した。
母のこと

パジャマのまま実家に走った夜と、通帳の束が出てきた翌日のこと

夜8時の電話でパジャマのまま実家へ。財布は見つかったけれど、家の中は荒れていた。翌日の片付けで通帳の束が出てきた。隠す、忘れる、また隠す——認知症介護のリアルな二日間。
日々のこと

アイス代、1000円。——母が昔くれた約束を、今日また受け取った

認知症の母がアイス代を2回くれた。5分で忘れて、また千円。笑えた。でも、昔の約束を思い出したら、胸が痛くなった。
介護の知識

介護保険でヘルパーを頼むまで——「他人に来てもらうのは嫌だ」と言い続ける父と、私が調べたこと

「他人に家のことを見られたくない」と言い続けた父が、ヘルパーさんを受け入れるまでの話。訪問介護の始め方と、介護保険外サービスの使い方も紹介します。
日々のこと

父がいない夜、母はずっと怒っていた。——それでも、テーブルを整えたら落ち着いた話。

父がいない夜、認知症の母はずっと怒り続けた。でも洗濯物をたたみ、夕飯を温めてテーブルを整えたら、じわじわと落ち着いていった。言葉は届かなくても、温かいご飯は届く。介護する家族の本音を書きました。
介護の知識

要介護1の認定が出た。でも、何も変わらなかった——申請から認定まで、娘がやったこと全部

「早めに申請しておいた方がいい」と言われても、なかなか動けないのが介護の現実だと思う。私もそうだった。母がアルツハイマー型認知症と診断されてから、介護認定の申請までに約2年かかった。診断を受けたときから、お医者さんに「介護認定を受けてくださ...